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他社との違い

高断熱適気密

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高断熱適気密の壁で住宅を健康に

木は長い間湿気にさらされると、腐朽菌が繁殖して腐朽し始めます。さらにそのまま放置すると菌類やシロアリを呼び寄せ、木材の強度が落ち、カビによって人 の健康も害し始めます。夏の高い湿度や、冬の温度差による結露をうまくコントロールすることが、住宅を長持ちさせることにつながります。


水蒸気を気持ちよく逃がす

●室内で発生した水蒸気を、その流れを妨げることなく外へ排出しようというものです。水蒸気は絶対湿度の高いところから低いところへ拡散していく性質をもっており、常に移動します。
●水蒸気の多い室内から乾燥度が高い通気層まで、水蒸気の移動を妨げない透湿性のある材料で構成すると、自然に気持ちよく外部へ誘導されます。
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適気密住宅の実測

●AMBIEX仕様の住宅の壁が水蒸気を逃しているかどうか実測に
より確認しました。
●露点温度とは、ある空気がこれ以上水蒸気を含めない状態となったときの温度のことです。この露点温度よりも温度が下がった場合、水蒸気として空気中に含むことのできなくなった水分が液体となって結露が発生します。

結露の発生条件(冬期)

通気層温度<断熱材表面の露点温度

実測結果より、結露が発生しやすい冬期においても、適気密でつくられたAMBIEX仕様の住宅は、壁内で結露が発生しないことが確認されました。これより、適気密の壁が水蒸気を外へきちんと逃していることが確認されました。

※冬期の場合、通気層温度は断熱材表面温度より温度が低いことから、結露の発生条件の域を簡略化し、以下の式とした。

有害化学物質不使用

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日本の住宅は気密性が高くなり、エアコンで快適な室温に保つようになった一方で、湿気の多い日本ではダニやカビが繁殖し、化学物質で押さえ込むようになりました。2003年にはシックハウス法によってぜんそくやアトピー等アレルギーの原因の多くがシックハウスだと分かってきました。しかしその後も被害例はなくならず、シックハウス法はもちろん、厚生労働省のガイドラインの数値を下回る住まいでも被害例が報告されています。

AMBIEXでは、化学接着剤を使用しないのはもちろん配線や配管など壁内の見えない部分にも人体に害のある化学物質は使用しません。
自然素材言いながらも、化学物質が含まれていることもありますので注意が必要です。例えば、しっくい壁は安全な素材の代表と思われがちですが、しっくいの下塗り材に塗り易くするための接着剤を使用していることが多く、しっくいを通して有害な化学物質が室内へ揮発してしまいます。AMBIEXでは、イオン化結合(二酸化炭素と結合して固まる)オリジナルのしっくいを開発し、下塗り材に接着剤は使用しません。

電磁波対策

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電磁波から身を守る

わずかな電磁波に反応し、頭痛や吐き気、体の痛みに悩まされる「電磁波過敏症」に悩む人がいます。仕事や家庭でパソコンを使用することが増えるなど、日常的に電磁波にさらされると大脳の血流が低下し慢性疲労を引き起こす一因にもなっていると言われています。


世界に遅れる日本の電磁波対策

ヨーロッパを中心に世界中で近年電磁波の被害は意識されています。WHOでも2007年に「0.3~0.4マイクロテスラの被曝によって小児白血病のリスクは増加するという結果が偶然である確率は低い」としています。
日本では、基準や対策が取られておらず、国内向けの家電には1000V/mの電界を発生するものまであります。これは、スウェーデンの規制ガイドラインである25V/mの実に40倍もの数値となります。

AMBIEXでは、疑わしきものは対策するという考えのもと、以下のような電磁波対策をした家作りをしています。
●外壁や基礎からアースをとる。
●分電盤やコンセントボックスをスチール製とする。
●各部屋のコンセントを適宜アース付とする。
●配線はなるべく建物外周部を通す。
●幹線の引き込み位置はなるべく居室から遠ざける。



低温乾燥国産木材

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上部が低温乾燥による表面割れ、下部が高温乾燥による内部割れの材
AMBIEXでは、木材の乾燥方法を天日乾燥もしくは低温乾燥に限定し、高温乾燥材は使用しません。
低温乾燥とは40~70℃程度の低い炉内温度で乾燥させる方法で、外からの高温で乾かすのではなく、木材が自ら水分を放出することを促すことが特徴です。


高温乾燥材を使用しない理由

家の強度を必要とする構造材では、芯持ち材(木の年輪を中心にもった柱等の製材品)が使われますが、芯持ち材は中心の「芯」の部分が乾燥しにくく、木材の表面側との間で収縮する寸法の差が大きくなり、表面割れ(千割れ)が発生します。
こ の「表面割れ」は、見た目の悪さからクレームになりやすいため、この表面割れをなくすために、木材の表面を引っ張った状態で高温で乾燥させて、表面割れを 起きにくくした「高温セット」が行われるようになりました。しかし、このように高温セットがされた状態で高温で乾燥を続けると、外側からは見えない「内部 割れ」が起きることがあります。
内部割れは、木材を刻みにより組み合わせて、木材の粘り強さを引き出す「継手・仕口」の強度や耐力を大きく落とすことになります。また、接合部分だけでなく、木材自体の強度(特にせん断強度)が低下することも明らかになっています。


乾燥過程で起きる「表面割れ」は、強度に影響がない

自然な状態でかわかすことによる「表面割れ」は、強度には影響がなく、むしろ表面割れを起こす木材は、木材の収縮率が大きくなるため木材自体の強度が高い材と言えます。
表面割れを抑えるために、一般的に「背割り」という技を行います。柱の面から中心の芯まで鋸を入れることで、他の面で割れを生じにくくします。主に背割りを入れた面は、壁に隠れる側に使用します。この背割りも表面割れと同様に強度に問題はありません。


「木のにおい」の精油成分が乾燥方法によって溶け出すことがある

木 の匂いは、木材の精油成分によるもので、フィトンチッドと呼ばれます。樹種によって種類や含有量が違い、匂いも違っています。この精油成分は、リラックス 効果のあるものや抗菌、防ダニ作用など、様々な作用があります。そのような精油成分が乾燥方法によって溶け出すこともあります。精油成分が失われると木材 がもろくなったり色むらを起こすこともあり、しっかりと木材内部に残す乾燥方法が必要とされます。

森と街をつなぐ垂直連携

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木材の流通には多くの関係者が存在しています。国産材需要の縮小は、それぞれの関係者が有する問題が複雑に絡み合って起因しています。特に、林業経営可能な採算の確保のためには素材価格の上昇が必要ですが、一方で国産材需要を拡大するためには国産製材価格を低下させることが、大きなポイントとなります。その二つを同時に解決するのが「垂直連携」なのです。
AMBIEXでは、宮城県栗駒を中心に山と直接連携をとり、顔の見える関係で信頼性のある木材を適正価格で購入しています。
直接山とつながることで、建主様に山で間伐・植林体験や大黒柱の選定・伐採の体験もして頂いています。

長寿命な家づくり

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木の性質を見極め丈夫な骨組みをつくる

木材は、力を柔らかく受け止め、粘り強く耐える材料です。高温乾燥すると木がもろくなると言われ、AMBIEXでは中低温乾燥することでも、木の粘り強さや、めりこんで地震に耐える性質を生かし、木に含まれている成分を破壊しないようにしています。
また、壁の外側等に通気層を設け、湿気を吸っても吐き出せるようにし、接合部等の金物を極力減らして結露しにくくすることや、シロアリの発生しやすい場所には普及に強い樹種・心材を選ぶなど、木材が長持ちするよう適材適所な使い方を工夫しています。


手を入れ、交換しながら住み継ぐ

長寿命の家では長い時間の中で想定外の劣化や破損が起きることもあります。通常は見えない場所の点検や補修、設備や部材の交換がしやすい家づくりが求められます。
新築時の機能を上げるよりも、長い期間を見据えて家の維持管理ができることを重要視していくことが大切です。例えば、交換が必要になった際に、部品、資材の調達やコストを含めて対応しやすいものを選択すること、設備や建具等寿命の違うもの、水廻り等劣化が想定される部分は、交換しやすくする配慮すること、などです。


シンプルで普遍的な構造架構で変化に対応する

単純な間取りで余裕ある寸法、標準的なプロポーション(縦横比)とすることで、住まい手の変化に柔軟に対応し、周辺環境と調和し長く残りやすくなります。構造材の太さを大きく、又は丸太に近い状態で使用することで、長持ちし、空間がおおらかになり愛着にもつながります。



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