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暑い夏を乗り切る方法

カーテンや雨戸を活用しよう

雨戸
夏涼しく過ごすために一番大切なことは、部屋のなかに屋外の熱を入れないことです。直射日光の侵入を防ぐのに、カーテンやブラインドを使っている人は多いと思います。

そのほか、家に備え付けのもので使えるのが「雨戸」です。雨戸というと、雨除けや防犯対策としても使うことが一般的ですが、昼間の直射日光対策にも効果を発揮してくれます。

日よけを付けよう

日よけ
カーテンやブラインドは、約50%の日射量を減らしてくれるそうです。しかしながら、カーテンやブラインドは窓の内側にあるため、窓ガラスやサッシには直射日光が当たり、熱が蓄えられます。しかも、木やコンクリートに比べて、ガラスや金属は熱を吸収しやすいため、直射日光が当たったところの温度は外気温と同じぐらいになってしまいます。

一方で、窓の外側に日よけを付けた場合には、ガラスやサッシが熱を吸収、通過させるのを防いでくれます。なんと80%もの日射量を減らす効果があるといわれています。

屋外に日よけを設けることで、建物に熱を蓄えさせないようにしていきましょう。
グリーンカーテン
屋外での日よけと言えば、昔ながらの葦簀(よしず)や簾(すだれ)などの遮光具があります。葦簀は「葦(あし)」で、簾は「竹」でつくられたものです。光を遮るのに、風は通してくれる優れものです。

また、ヘチマやゴーヤなどのグリーンカーテンもおすすめです。植物は水を吸って育ちますので、日よけの効果にとどまらず、空気を冷却してくれるので、まさに自然のエアコンです。緑のカーテンがあるとないとでは、室内温度は2~3°違うそうです。見た目も涼しく、手軽です。

エアコンを効率よく使うには

できればエアコンに頼らずに涼しく過ごしたいというのは多くの人の願いだと思います。しかしながら、内閣府の調査によると、一般家庭でのエアコンの普及率は90%を越え、保有世帯における平均保有台数は2.9台といいます。

エアコンを効率よく使えば、電気代はそれほどかかりません、そのためには、冷えた室内の冷気を外に逃がさないこと、外の熱を室内に入れないことで、やはりポイントは「断熱」です。

さらに、冷気を効率よく室内にいきわたらせるために、扇風機を併用すると快適性がアップします。人間の肌は、空気が止まっているときよりも、多少風が当たっている方が涼しく感じるからです。

ちなみに、冷房の温度を1℃あげると、消費電力量は約10%減るそうです。電気の消費量にも目を向けていきたいところです。
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